Jotformは、あらゆる業種の事業が高度なフォームをかんたんに作成し、重要なデータを収集できるようにするオンラインフォームビルダーです。小規模ビジネスや企業、非営利団体など、世界中で2,000万を超えるユーザーに愛用されています。
サマリー
- ユーザーからの数多くの要望とSquareの急速な成長に対応する形で、Jotformは2016年にSquareと連携しました。
- SquareはJotformで採用率が高い決済プロバイダーの1つに挙げられるまでになりました。
- JotformがSquare ウェブ決済SDKやサブスクリプションAPI、さらにはCash App Payなどの新しい支払方法と連携したことにより、Jotformプラットフォームを使用するSquare加盟店の決済が強化されました。
- またSquare 注文APIおよび顧客APIともスムーズに連携するよう設計されていますので、注文や顧客情報をよりかんたんに管理できます。
あらゆる業種向けの便利なフォームビルダー
2006年にアイテキン・タンク(Aytekin Tank)により創立されたJotformは、オンラインフォーム作成のためのスピーディでスマートなソリューション提供に尽力しています。早くも2023年第一四半期の終わりには人気を博し、世界中で2,000万人を超えるユーザーを獲得しました。現在、Jotformはさまざまな事業で利用されており、同社の高度なフォームによってデータの収集と管理がスムーズになります。Jotformの主力商品であるフォームビルダーは、多くの事業におけるワークフローの自動化に貢献しているだけでなく、Jotformストアビルダー、Jotformテーブル、Jotformアプリといった製品を生み出す原動力となっています。
Squareとのパートナーシップ
Jotformは顧客第一を理念としている企業であり、Squareのプラットフォーム経由で決済を受け付けられるようにして欲しいという多くのユーザーの声に応えるため、連携を検討しはじめました。米国で急速に成長し大きなシェアを獲得しているSquareとパートナーシップを組むことで、Jotformはお客さまからの切実なニーズに応え新しい市場に参入する足がかりを作ろうとしたのです。2016年に連携が確固たるものになると、たちまちSquareは人気の高い決済プロバイダーの1つとなりました。
ウェブ決済SDK、Cash App Pay、サブスクリプションAPI
2022年にJotformは、Javascript SDKであるSquareウェブ決済SDKを採用し、これにより開発者はウェブアプリケーション経由でSquareのオンライン決済を処理するお会計ワークフローを作成できるようになりました。このSDKでは、安全な取引を確立するために決済処理をすばやく行い、保護された決済トークンを生成することで、Jotformにとって最適なお会計フローを実現させます。
「新しいクレジットカードフィールドを追加できるオプションがとても素晴らしいです。レスポンスが早く、ダイナミックです。ウェブ決済SDKでお会計プロセスがすばやく、かんたん、かつ安全になりました。」
— Jotform決済部門責任者、エンダー・オズメン(Ender Özmen)
ウェブ決済SDKの主なメリットとしては、別の支払方法を選択可能であるという点も挙げられます。そのためJotformでは、Square加盟店で従来のカード決済だけでなく、柔軟に決済を処理できます。要望の多かったApple PayやGoogle Payなどを追加して、さまざまな国の加盟店がJotform.経由でモバイルウォレット決済をスムーズに処理できるようになりました。この連携の後すぐに、Cash App Payは、Jotformで最もリクエストの多い支払いオプションになりました。Cash Appは米国で人気が高く、JotformとSquareの連携は実績があるため、この支払方法はSquare外部ツールに追加すべきであるとすぐに決定されました。Squareからのドキュメントとサポートが明確であったため連携はスムーズに進みました。コンバージョン率を上げるためには決済オプションの拡大が欠かせないとJotformは確信しています。
「Jotformで支払いを受け付けることで時間を大幅に節約できますし、複数の支払いオプションがあるのでお客さまにとっても便利です。多くのお客さまがCash Appでのお支払いを希望されています。これはクレジットカード情報をシステムに入力することに抵抗がある方にとって、安全に利用できるオプションとなっています。」
— ディー・ドルシー(Dee Dorsey)、Deeluxe Vacationsオーナー(Square加盟店)
ユーザーに高度なオンライン決済を提供するというJotformとSquareの取り組みは、これだけに留まりません。Jotformでよく要望が上がる機能や多くの利用ケースとして、フォーム経由でサブスクリプションサービスを販売する機能がありました。SquareからサブスクリプションAPIが発表されると、Jotformはすぐに外部ツールの構築に取り掛かりました。このAPIにより、Jotformはサブスクリプションの維持にかかわる複雑さやコストを大幅に削減でき、さらにはユーザーがサブスクリプションをかんたんに作成、管理するのに必要なコンポーネントを手に入れたのです。
「サブスクリプションAPIには、Square加盟店向けの多くの機能が揃っています。Square データ上で、サブスクリプションの管理/キャンセル、取引に関するレポートの入手、顧客の詳細情報の確認ができるようになりました。以前は、こういったすべての情報をサイト上で管理していました。また、より複雑なサブスクリプションプランの作成もできます。」
— Jotform開発チーム決済外部ツール部門主任、オズレム・デミルチ(Özlem Demirci)
Square APIをもっと利用しましょう
さまざまな支払い方法に加え、JotformはSquareを活用して注文APIおよび顧客APIを導入することができました。Jotformでは注文APIを利用することで、ユーザーがSquareで注文を作成し、SquareとJotformの両方のプラットフォームで管理できるようにしました。また顧客APIの導入によって、顧客情報を収集、管理できるようになりました。
SquareとJotformの未来
JotformがSquareとの提携してシームレスかつ柔軟なオンライン決済を実現することにより、何千もの事業者が収益や自動化されたワークフローを拡大させることができます。今後、Jotformでは他の製品との決済関連機能をさらにシームレスに運用できるよう改善していく予定であり、引き続きSquareと密接に連携してさらなる柔軟性や新機能を提供し、支払いサービスを向上させていきます。